DNAによるマッチングアプリサービスが大ヒットした会社「the one」という会社の立ち上げとそれに関わる殺人事件の謎というようなお話でございます。これ思うのがDNAマッチングって凄い面白い発想だなって思ったんですよね。
だからこの作品みたいにサスペンスではなく、恋愛作品一本の方が良かったんじゃないかなと思いましたね。本編は急成長を遂げているthe oneとDNAによるカップリングが離婚の大きな原因になっていると、
国がこの状況に歯止めをかけるべきだみたいな流れがある中で起きた殺人事件がこのthe oneの社長であるレベッカという人物の友人だったというところから端を発していて、どうもこの社長がおかしいぞみたいなところが大きなストーリーです。
さっきも言ったんだけど、これなんか色々ごちゃ混ぜにしちゃってるから、恋愛の方向に持っていきたいのか、サスペンス寄りにしたいのかちょっとよく分からない。
多分サスペンスにしたかったと思うんだけどね。んで、このDNAによるカップリングが何で問題だったのかというとお互い独身で恋人がいないという状況なら良いんですけど、
結婚した夫婦がいて、どちらかがこのサービスを使ってしまうと、完全に自分にマッチした世界でただ一人のパートナーが見つかってしまうわけです。そうなると今いるパートナーよりもより良い相手が見つかってしまうんで、結果離婚率が上がってしまったというのが背景にあって、さっきの国が歯止めをかけるべきだみたいな議論になったわけです。
で、何で私がこれ恋愛一本化にしろと言ったと言うと、そもそも結婚することって、自分に一番合うパートナーと結婚するわけじゃなくて、
時間をかけて愛を育んで結果的に結婚するっていう契約なわけなんですよね。契約って言ってしまうとドライな感じしますけど、お互いを大切にするっていう約束をしてるわけですよね。だからこそ、このマッチングアプリサービスは確かに効率的に自分に合う人を見つけられるんだけど、
結局最後に人間が選ぶのって、初めてあった最高のパートナーよりも、愛を育んできたパートナーを取るんじゃないかなと俺は思うんですけど、まさにこのドラマもそう言うシーンがあるんです。
だからこれをテーマに恋愛ドラマやればこれもっと深みのある内容になったんじゃないかなと思うんですね。ちなみにこれサスペンスとしては、あんまり動きがないサスペンスなんで、ちょっと退屈なんだよね。
やるんならもうちょっと凄い裏があったとか、最後にまさかみたいな展開を期待しちやわうよね。ただまぁテーマとしては面白かったんで、惜しい作品だなと思いますね。
総合評価としては、B−としました。
テーマとしては非常に面白いものの、それをあまり活かせてないない感じです。上でも書いたように惜しさを感じる作品です。
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