
2019年ネットフリックスから公開されたオリジナルドラマで、ドイツのドラマですね。ていうかタイトルが非常にキャッチーで、掴みはばっちりですな。さてそれではレビューをご覧ください。
そそるタイトルと触れ込み
オタクからドラッグディーラーにという触れ込みがそそりますよね。1話45分ぐらいで、シーズン1が6話までなんでそんなに長くないです。この主人公のキャラクターもオタクっぽくて良いオーラを醸し出していますね。
まぁざっくり言うと、主人公がリーザという女の子と付き合っていたんですよね。で、何故か突然別れましょうみたいな感じで言われるんですよ。したら彼女はドラッグをやっている事が分かって、そのドラッグの請負人のイケメンに心を奪われてしまっている事をSNSで知るわけなんです。
そしたらドラッグの販売やって、彼女の心を取り戻すしかねーと言って、闇サイトでドラッグショップ開店すると。まぁーそんな話です。そもそもドラッグやってる女を追いかけまわすってのも、それあんたやめたほうがええんちゃうの?っていうツッコみは常にありましたね。
プロではないそのやり方
ガチの素人がどうやってドラッグ販売するのかという視点が面白いですね。2人ともかなりのネットマニアなので、技術的な事は出来ますが、麻薬取引は基本的にアナログ的な動きが多いので、ネットで販売するにしたって、どうやって薬を手に入れるのか、どうやって渡すのか、などなど基本的な問題にぶち当たります。
だからある意味、リアルな取引ってなると、難しい事がわかる。そもそもドラッグを郵送するのも難しいですからね。
ネットショップの形にすると、発送元もある程度ばれてしまうし、届いた先からの住所からも辿られる。だから他の映画もそうですけど、基本人づてにしてでも、手渡しになるわけですよね。それをどう攻略するのかという話と、これまだシーズン1なんで、どちらかと言うと薬の販売ルートの探索とかはまだはっきりしてないわけなんですが、ゼロからのスタートという点では他にはない面白さがありますね。
ダークウェブの実態の説明が面白い!

個人的には闇サイトのシステム説明が面白かったですね。ダークウェブの仕組みを分かりやすく説明してくれてます。
普段私たちが検索しているgoogleとかYahoo!というのは、webサイトの中でもほんの一部で、その数web全体の約1%(%についてはまばら)。だから実際のweb全体では、殆どがディープweb以下の下層領域であるということです。びっくりですよね。
あれか、金融業界における私たちのお金は殆ど物の数に入らないという感じと一緒かな。深層にあるダークウェブには、ブラウザそのものが違うので、特殊なブラウザが必要なんです。それがTORというものらしいです。

ちなみにダークウェブって聞くと完全に犯罪者だけが使う検索者も怪しい人しか使わないwebサイトみたいな感じがするんですけど、そんな事なくて、何でもありのwebサイトの公開ブラウザというのかな、そんな感じなんですよね。だからそこでは犯罪サイトも放置状態になっちゃうというと。
で、何故違法サイトがダークウェブにあるのかという説明が詳しくて、いわゆる一般的なサイトってのは、NTTとかSo-netとか固定のプロバイダーがあるんで、必ずサイトデータはそこを通るので、辿ろうと思えばどこどこまでも辿ることが可能なんですよね。
ダークウェブは固定のプロバイダーが無いので、複数のポイントをリレー接続する形で、このリレーは前後のポイントしか接続されないので、発信元が辿られないわけなんですね。とまぁ闇サイトの仕組みはこんな感じなんですけど、最後尻つぼみにならないよう工夫してくれました。なるほどねーそう来ますかポイントがあります。
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